2007年 02月 06日 ( 1 )

ことばは「ものの名前」ではない

「ことばは「ものの名前」ではない」というのは、内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』という本の中の一章だ。そこでは構造主義の先駆者としてのソシュールの業績を紹介している。

ソシュールについては僕はよく知らなかった。三浦つとむさんが批判している文脈に出てくるソシュールしか知らなかったといっていいだろう。構造主義についても、三浦さんが批判する文脈におけるものしか知らなかった。いずれについても、一度はもっとよく理解したいと思って、ソシュールや構造主義について書かれた本を読んでみたのだが、さっぱり理解できなくて、やっぱり三浦さんが批判するような観念論的な妄想なんだろうかと感じたものだ。

しかし、何かが僕の中で引っ掛かりを持っていた。ソシュールも構造主義も、現代思想の中ではもっとも優秀だと思われる人々がとりこになったものだ。それが単なる妄想だとはどうしても思えなかった。誰かが、これらの本当の価値を教えてくれるような文章を書いていないだろうかと思っていた。そのような思いに十分すぎるくらい応えてくれたのが内田さんの『寝ながら学べる構造主義』だった。

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by ksyuumei | 2007-02-06 00:06 | 言語