カテゴリ:映画( 4 )

ノーミソの目で映画を見る

評判になった映画がようやくケーブルテレビにも回ってきたので、年末年始にかけていくつか映画を見ていた。このところ「同じものを見ているか」というテーマでいろいろなことを考えてきたので、その応用として、ノーミソの目で見る映画というものを考えてみようと思う。目に入ってくる映像が同じでも、その映像が何を意味しているかということは、それを見るそれぞれのノーミソの目に映る像によって違ってくる。そんな観点から評判になったいくつかの映画を考えてみようかと思う。

ただ、映画鑑賞としては、まずはその映画に入り込んで登場人物に感情移入し、その映画を主体的に味わうということが前提になって、その後で振り返ってノーミソの目で見てみればということになる。主体的に味わうことが出来なければ、映画そのものの評価がかなり難しくなるのではないかと思う。その時は、なぜ主体的に感情移入ができないのかということが問題として現れてくることだろう。

以前に夜間中学を舞台にした、山田洋次監督の映画「学校」というものがあった。これは当時の日本映画ではかなりの大ヒットになり、多くの人に感動を与えたものだった。しかし、実際に夜間中学に通っていた生徒の大部分は感動をする人は少なかったようだ。僕は夜間中学に転勤して2年目くらいだったので、一般の鑑賞者と変わらずこの映画を感動して見ることが出来たものだった。

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by ksyuumei | 2008-01-07 09:52 | 映画

映画の感想

土曜・日曜はケーブルテレビで撮りためた映画を見ることが多い。僕は、だいたい好きな俳優が出ている映画を見ることが多い。日曜日もカーク・ダグラス主演の「巨大なる戦場」という映画を見た。

映画の感想を語るにはどうしてもそのストーリーにも触れなければならない。だから、ストーリーの面白さを映画の楽しみの一つにしている人は、ここから先はあまり読まない方がいいかも知れない。ストーリーよりも、何がどう表現されているかに関心がある人には、人が語る感想も一つの見方として参考になるかも知れない。

さて、この映画は、イスラエルの独立の頃に、軍事顧問として独立戦争の指揮をするためにアメリカから招かれたミッキー・マーカスという人物の伝記を描いたものだった。この人物は優れた軍事家で、知性と勇気を併せ持った合理的精神の持ち主として描かれていた。

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by ksyuumei | 2006-06-05 10:21 | 映画

映画の評価について

今週配信されたマル激は、無料だということなので、映画に関心がある人はぜひ見ることをおすすめする。映画の評価というものについて深く考えさせてくれる、一流の映画評の言説が語られている。

僕は、かつて「ディア・ハンター」というアカデミー賞映画を、本多勝一さんが批判した文章を読んだことがある。僕は、主演したロバート・デ・ニーロが大好きで、この映画をリアルタイムで見た20代前半のころは、とても感動したものだった。

しかし、本多さんの批判を読んでからは、もはやこの映画を感動をもって見ることは出来なくなった。それは、この映画には、本質的な嘘が入っていると思ったからだ。劇映画はフィクションであるから嘘が入るのは当然なのだが、この映画の嘘は、そこから得られる感動も嘘だというものにつながる嘘だったのだ。

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by ksyuumei | 2006-04-02 13:04 | 映画

映画「僕はラジオ」を見た

みらいさんの日記で「僕はラジオ」というエントリーを読んだ、ちょうどその日に、ケーブルテレビのスターチャンネルでこの映画を放映していた。もし、この日記を読まなければ、そのタイトルだけからでは、この映画を見ようと言う気にならなかったかも知れない。縁とかタイミングとかは面白いものだなと思う。

一言で感想を言えば、とても素晴らしいストーリーの映画だったということだ。映画のついての情報は、「Sony Pictures 僕はラジオ」というところで見ることが出来る。ストーリーを引用しておくと、

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by ksyuumei | 2006-01-21 13:30 | 映画