2008年 09月 04日 ( 1 )

比例代表選出の議員が離党した場合は議員辞職が当然だ

渡辺秀央、大江康弘両参院議員が離党届を提出し新党「改革クラブ」を結成したニュースが報じられたのは8月の終わり頃だったが、続報として議員辞職したというニュースは未だに報じられていない。これに対して、民主党の小沢一郎代表は1日の記者会見で「「比例票は党に投じられたものだ。党籍を失ったときに、その身分を失うのが論理的には当然だ」と述べ、渡辺氏らが党を除籍(除名)されれば議員辞職すべきだとの考えを示した」というニュースがあった。この「論理的には当然だ」という見解に僕は賛成する。

だが当の渡辺氏は「「民主党にはお世話になったし、私も民主党国会議員を生み出す役割を果たしてきた。けじめをつけるという県連の立場も分かる」と語ったが、議員辞職については「必要性がない」と否定した」そうだ。「論理的には当然だ」と思われることに反対し、「必要性がない」という判断をしている。これは果たして正しいのだろうか。ニュースでは、これ以上の説明が報じられていないので、「必要性がない」という根拠が語られていない。これは何か根拠づけることが出来るのだろうか。渡辺氏がこの根拠を語っていれば、それを批判あるいは評価することも出来るのだが、何も語っていないときはどう判断すべきだろうか。

一つには説明責任を果たしていないということで、説明していないこと自体が根拠がない恣意的な判断だと批判されても仕方がないと評価する立場がある。僕自身はそのような評価をしているのだが、議員辞職のことには触れずに、民主党が政府与党に反対する姿勢への疑問とともにこの離党を語って、かえって評価しているように見える論評もあったりする。民主党の反対の姿勢に抗議することと、比例代表選出の議員の離党とは、一方が評価されるからもう一方が許されるという関係にあるとは思えないのだが、もし渡辺氏が直接語っていない根拠が、このようなものにあるとすれば、それは論理的に考えてどう判断されるべきか、ちょっと考えてみたくなった。

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by ksyuumei | 2008-09-04 09:53 | 政治