2008年 08月 22日 ( 2 )

不可能性の証明

大学生の頃に夢中になって考えていたパズルに次のようなものがあった。5行5列の正方形の形に並んだ黒い点がある。

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この黒点を一筆書きのようにして線で結ぶのだが、そのときに縦と横には線を引けるのだが、斜めに引いてはいけないという制限を設ける。上のような正方形の形に関しては解答は簡単に見つかる。たとえば次のようにすればよい。

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by ksyuumei | 2008-08-22 23:24 | 論理

理解の道具としての形式論理 6

今回宮台真司氏の「連載第二三回:政治システムとは何か(下)」の中で取り上げるテーマは「権力反射」と「権力接続」という概念だ。これはかなり複雑な概念で、しかも高度に抽象的なものだ。それゆえ理解をすることがたいへん難しい。

この概念は「権力源泉の社会的配置」を考察するための道具なのだが、権力を可能にする何らかの圧力をもたらす力であるところの「源泉」というものが、社会においてはどのように複雑に絡み合っているかで、その権力が人々に「回避的選択」を選ばせるという効率に関係してくる。強大な権力の源泉において、その力が「反射」するというニュアンスと、「接続」するというニュアンスがどう違うかを理解し、それが社会の成員という大多数の人々の間でどのようにつながっていくかという複雑さをイメージ出来なければならない。それが出来たとき「権力反射」と「権力接続」の概念が理解できたと言えるだろう。

さて「反射」というイメージで最も分かりやすいものは鏡による光の反射のような現象だろうか。このとき我々は「反射」という言葉で何を表現しているだろうか。光は障害物がなければまっすぐ進む性質を持っている。だが鏡に当たった光はそこで鏡によって進む方向を変えられる。この進行方向の変化ということが「反射」という表現のニュアンスで大事なものになるだろうか。

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by ksyuumei | 2008-08-22 10:03 | 宮台真司