2008年 08月 05日 ( 1 )

仮言命題の妥当性

現実の具体的な論理の展開においては、そこで使われる仮言命題は具体的な内容を持ったものになる。内容を捨象されたAとBで表されるようなある命題を使って「AならばB」という形の仮言命題を使って論理を展開することはない。このように抽象的に表現された仮言命題は、一般的には妥当性を評価することが出来ないからだ。AやBの具体的な内容によって、それが正しくなるかどうかが決まってくる。

「独身ならば結婚していない」というような仮言命題を考えてみよう。これは誰が考えても100%妥当な仮言命題として判断される。それはどうしてだろうか。これはある人物、たとえばAさんという人がいて、彼が独身だということが確認されているとする。そうするとこの仮言命題とあわせて

   Aさんは独身だ。
   独身ならば結婚していない

   故にAさんは結婚していない

という推論が成り立つ。これは絶対的に正しい。Aさんが結婚しているかどうかを戸籍を確かめなくても結論することが出来る。現実に観察をして確かめる必要がなく、論理的な判断によって断言できる。これはどのような理由からそう言えるのだろうか。

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by ksyuumei | 2008-08-05 09:40 | 論理