2008年 03月 04日 ( 1 )

論理トレーニング 19 (議論の組み立て)

練習問題の問3は次の問題である。


問3 次の文章を読み、根拠の関係にあるものをすべて取り出し、その関係を、「1→(2~5)」や「(1,2)←3」のように文番号と記号を用いて答えよ。

1 刺身は活け作りに限るかといえば、そうでもない。
2 締めたばかりの魚は、実はおいしくないのである。
3 鯛などの刺身は身のしまったコリコリした感触にそのうまさがある。
4 一般に、魚肉のような、タンパク質でできているものは、アルカリ側だとドロリとした感じになり、酸性になるとコリコリとした感触になってくる。ところが、
5 鯛などの白身の魚は、生きているときはややアルカリ側にあり、締めてから徐々に乳酸などが身の中にできて、魚肉が酸性になる。だから、
6 活け作りはかえってドロリとした感触になり、むしろしばらくたった身の方がコリコリしておいしいのである。さらに、
7 締めたあとしばらく寝かせておいた方が、うま味が出ておいしくなる。
8 魚のうま味成分は、主にグルタミン酸とイノシン酸である。
9 この内、グルタミン酸の方はほとんど増減しない。他方、
10 イノシン酸は、魚が生きているときには肉の中にわずかしか含まれないのだが、死後に猛スピードで増えてくる。そして
11 イノシン酸は、ほんの少し増えても、グルタミン酸との間に相乗作用が起こって、遙かに強くうま味を感じるようになるのである。


この問題から、根拠の論理関係を取り出すのだが、それが表現されている接続詞は5と6の間の「だから」しかない。表現されているのはこれだけだが、根拠の論理関係が、ここの他には認識されていないかといえばそうとは限らない。認識の中にあってもそれが直接には表現されていないということはあり得る。

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by ksyuumei | 2008-03-04 10:48 | 論理