2008年 02月 11日 ( 1 )

共感することと理解すること

僕は内田樹さんと宮台真司氏とが好きな著者で、その著書のほとんどを持っている。内田さんの本で持っていないのは、翻訳をしたものくらいだろうか。ただ、内田さんには「さん」をつけて呼び、宮台氏にはいつも「氏」という敬称をつけて呼んでいるように、この両者に対する感覚的な受け止め方の違いというのがある。内田さんが年上で、宮台氏が年下ということも関係しているかもしれないが、内田さんは共感を感じる対象であり、宮台氏は、その語ることをぜひ理解したいと思う対象になっている。

宮台氏に対しては、僕はその天才性をリスペクト(尊敬)している。論理的にほとんど間違えることのない人間として、その天才性を感じている。宮台氏も人間であるから、時には間違えることもあるだろうが、その間違いはすべて末梢的なものであり、単純な言い間違いのようなものだと思っている。本質的な部分では決して間違えることのない人間が宮台氏だと思っている。

だから、宮台氏が語ることはまず理解したいと思うことが先行する。共感よりも理解の方が先になる。それだけ宮台氏が語ることは難しいということでもある。それに対して内田さんが語ることは非常にわかりやすい。僕が内田さんの本を読んだ一番最初のものは『寝ながら学べる構造主義』という本だったが、構造主義を語った本で、これほど読みやすく理解しやすい本はなかった。これで僕はいっぺんに内田ファンになってしまった。

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by ksyuumei | 2008-02-11 14:15 | 内田樹