2008年 02月 03日 ( 2 )

ガソリン税の継続あるいは廃止の主張の論理を分析する 1

東京新聞の「ガソリン税暫定税率 2008年1月27日 朝刊」という記事に書かれている、自民党・民主党双方の主張に対して、その論理の流れを分析してしみようと思う。その接続詞の使い方などから、その論理がどのような流れになっているかを見てみたい。まずは、自民党道路調査会長 山本有二氏へのインタビューの中から、次の主張を取り上げて考えてみよう。


「――暫定税率はなぜ継続しなければならないのか。

 「道路整備、維持の財源だからだ。自分の家の前、会社や病院までの道路を整備、改良してほしいのは全国共通の願いだ」」


ここで使われている「だから」という言葉は、その理由・根拠を提出するときに使われる。「継続しなければならない」ということの理由として、暫定税率が「道路整備、維持の財源だ」ということは果たして説得力があるだろうか。それを補強するものとして、「自分の家の前、会社や病院までの道路を整備、改良してほしいのは全国共通の願いだ」という主張もされている。

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by ksyuumei | 2008-02-03 16:39 | 論理

論理トレーニング 1 (接続詞の選択)

野矢茂樹さんが提出する問題を詳しく考えていきたいと思う。まずは次の問題だ。


問題 次の文章において適切な接続表現を選び、どうしてそれが適切であり、他方が不適切なのかを説明せよ。

「人間関係をその結びつき方の形式によって分けると、「タテ」と「ヨコ」の関係となる。
    (a)<すなわち/たとえば>、
前者は「親子」関係であり、後者は「兄弟姉妹」関係である。また、上役・部下の関係に対する同僚関係も同様である。
    (b)<すなわち/たとえば>、
「タテ」の関係とは、同列に置かれないA・Bを結ぶ関係であり、これに対して「ヨコ」の関係は、同質のもの、あるいは同列に立つX・Yによって設定される。」


この問題を論理的に考えるには、「すなわち」と「たとえば」という言葉の概念を明確にし、どのようなときにこれらの言葉を使うのが論理的に正しいのかを確定しておかなければならない。その規定に照らして使い方が正しければ、上の問題においてもどちらが適切かが確定する。気分や口調という感覚ではなく、論理から考えてこれを使わなければならないという判断を下すことが出来る。

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by ksyuumei | 2008-02-03 15:28 | 論理