2008年 01月 07日 ( 1 )

ノーミソの目で映画を見る

評判になった映画がようやくケーブルテレビにも回ってきたので、年末年始にかけていくつか映画を見ていた。このところ「同じものを見ているか」というテーマでいろいろなことを考えてきたので、その応用として、ノーミソの目で見る映画というものを考えてみようと思う。目に入ってくる映像が同じでも、その映像が何を意味しているかということは、それを見るそれぞれのノーミソの目に映る像によって違ってくる。そんな観点から評判になったいくつかの映画を考えてみようかと思う。

ただ、映画鑑賞としては、まずはその映画に入り込んで登場人物に感情移入し、その映画を主体的に味わうということが前提になって、その後で振り返ってノーミソの目で見てみればということになる。主体的に味わうことが出来なければ、映画そのものの評価がかなり難しくなるのではないかと思う。その時は、なぜ主体的に感情移入ができないのかということが問題として現れてくることだろう。

以前に夜間中学を舞台にした、山田洋次監督の映画「学校」というものがあった。これは当時の日本映画ではかなりの大ヒットになり、多くの人に感動を与えたものだった。しかし、実際に夜間中学に通っていた生徒の大部分は感動をする人は少なかったようだ。僕は夜間中学に転勤して2年目くらいだったので、一般の鑑賞者と変わらずこの映画を感動して見ることが出来たものだった。

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by ksyuumei | 2008-01-07 09:52 | 映画