2007年 12月 16日 ( 1 )

因果関係は見えるか?

因果関係というのは、<原因>と<結果>のあいだに結びつきがある、関係があるということを認識するものだが、これは認識論的にはかなり難しいことではないかと思う。単純に外界を像として反映しているだけでは関係という認識は出来ないからだ。因果関係では<原因>と<結果>という二つのものの結びつきを考えるが、一般に関係では二つ以上のものの結びつきというものを見なければならない。

この関係は、直接目に見える形を取っていない。つまり静止画像としてはそれを確認できないわけだ。時間的・空間的な隔たりを持った二つの存在が、何らかの結びつきを持っていると「見えた」時に、その二つの存在のあいだに「関係」が成り立つ。この「関係」は、直接像として認識できないので、どうしても論理の力を借りてそれが成立することを見なければならないのではないかと思う。

例えばインド洋の給油を継続させるためのテロ特措法を考えると、ここにはアメリカの強い意向が働いて、それを受け入れざるを得ない現政府が、国会の会期を延長して衆議院で再議決してでも通そうとしているように「見える」。これはアメリカと関係しているように「見える」。それもアメリカの圧力が<原因>として働いて、<結果>的に現政府がテロ特措法の成立を至上命題としているように「見える」。

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by ksyuumei | 2007-12-16 11:00 | 雑文