2007年 10月 25日 ( 1 )

存在の問題の難しさ--その弁証法性

「『論理哲学論考』が構想したもの8  複合的概念が指し示すものの存在」のコメント欄に、Kさんという方からのコメントが送られてきた。僕は、このコメントを見たとき、最初は「揚げ足取り」をしてきたのではないかという印象をもった。だから、このコメントを反映させる必要はないかなとも考えていた。

しかし、よく読み返してみると、「揚げ足取り」という最初の印象を示すような直接の言葉というのが見つからなかった。「揚げ足取り」というのは、辞書によれば「《技を掛けようとした相手の足を取って倒すところから》人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりする。」と説明されている。これは単純な対象を指し示して、実体として指摘できるような「名」ではない。その現象を分析して、このような性質を持っているという判断がされたときに、「揚げ足取りだ」と表現される複合概念になっている。

だから、「揚げ足取り」というのは、直接これだといって言葉を指し示して判断できるものではなく、「言い間違い」や「言葉尻」というものを分析して判断しなければならないものになっている。それを僕は、読んだときの自分の印象から最初は判断した。これは、その前のコメントに「罵倒」を表す言葉が含まれていたので、それとの関連から、「存在」という言葉の意味の二重性を捉えて「揚げ足取り」をしに来たのではないかという印象を持ったからだ。

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by ksyuumei | 2007-10-25 10:09 | 哲学一般