2007年 10月 05日 ( 1 )

貧困で幸せはあり得ないか?

今週配信されているマル激では貧困の問題が議論されている。現代日本の深刻な問題は、「格差」ではなくて「貧困」だという指摘がそこではされている。この指摘は非常に説得力のあるもので、問題が「格差」ではなくて「貧困」だと設定しなおされれば、それは僕にとっても深刻な自分の問題として迫ってくる。「格差」であれば、そんなものはあまり関心のない現象に見えてくるが、「貧困」というものは、今はその中に落ち込んではいないものの、将来的・あるいは子どものこれからの人生を考えた場合、それに直面する恐れというのは深刻に感じるところがある。

マル激の中では、「貧困」と「貧乏」は違うということも話されていた。「貧困」は、人間にとって基本的な衣・食・住の問題で、生活困窮に陥るほどの窮乏生活に陥ってしまうことを意味するものとして語られていた。それに対して「貧乏」というのは、単に金がないという現象を指すだけのものとして語られていた。

「貧困」というのは、必然的に人間性を破壊するものとして捉えられていた。だからこそ、「貧困」で幸せはありえないという判断も生まれてくる。それに対して、「貧乏」は、たとえ金がない状態であろうとも、それを補う社会的なネットワークさえあれば、「貧乏」の中にいても幸せだということがありうる。この指摘は論理的にとても面白いものだと感じた。

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by ksyuumei | 2007-10-05 09:50 | 雑文