2007年 09月 23日 ( 1 )

法則は、抽象化された実体に対してのみ成立する

法則性の認識(理解)を考えていたら、これは運動の認識(理解)とよく似ているのではないかということが頭に浮かんできた。運動というのは、変化という属性を本質としている。どのような形であれ、物質的存在に何らかの変化が認められれば、それは運動していると言われる。

代表的なものは位置の変化を表す力学的な運動だろう。位置が変化せずとも、時間とともに何らかの変化をする物質は、外見は動いていないように見えても運動していると解釈することが出来る。このように、運動は平凡な出来事で、身の回りのあらゆるところに見出すことが出来る。しかし、運動そのものを提示することは出来ない。

我々が目にすることが出来るのは、一瞬の静止画の状態だけだ。この静止画の状態を取り出して運動を表現することは出来ない。時間を隔てた二つの静止画を取り出して、それが経過する姿を想像して、この二つから運動を頭の中に作り出すことは出来るものの、現実にそれが運動だと呼べるものを一つだけ取り出すということは出来ない。いくつかの静止画をまとめて取り出すことは出来るものの、それはどれだけたくさん集めても運動そのものにはならない。

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by ksyuumei | 2007-09-23 21:50 | 論理