2007年 08月 28日 ( 1 )

一般理論の法則性を本質論的段階として理解するには

宮台真司氏の社会学入門講座の「連載第二回:「一般理論」とは何か」では、「一般理論」というものが語られている。これが「理論」と呼ばれているのは、何らかの法則性を語っているからだと思われる。しかも「一般」であるということからは、これが本質論的段階にあたるものだというのを予想させる。

一般理論においては、「特定の文脈に拘束されないことです」ということが特徴として語られる。高度に抽象化されているので汎用性があるということだ。対象が、現存するもののある範囲の「すべて」を含むものになる。この「すべて」に言及するというのは、本質論の特徴の一つでもあるだろう。

宮台氏は「一般的購買力」という抽象的概念で、経済学における一般論について語っている。これは、「貨幣があれば、物物交換の如き、交換当事者が互いに相手の持ち物を欲しがり、相手が欲しがる自分の持ち物を欲しないという「欲求の相互性」という文脈が不要になり、代わりに、誰もが貨幣を欲しがるとの前提で振舞えば済むようになります」というふうに説明され、ここに「文脈に拘束されない」という特徴を見ている。

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by ksyuumei | 2007-08-28 09:50 | 論理