2007年 08月 01日 ( 1 )

国家概念抽象の過程 5

萱野稔人さんは『国家とは何か』の中で、マックス・ウェーバーの次の言葉を引いて論理を展開している。


「国家とは、ある一定の領域の内部で--この「領域」という点が特徴なのだが--正当な物理的暴力行為の独占を(実効的に)要求する人間共同体である」


この言葉は、「国家とは」という主題の対象を、「人間共同体である」という述部が受けるという形になっている。つまり、国家という対象の内容は、人間共同体というものであるということを語っている。この命題を論理的にどう受け取るかということは、けっこう難しいのではないかと感じる。上の命題を単純化して書けば

  国家とは 人間共同体である。

という、主語と述語だけの文章になる。この文章は、どのように読み取るかによってその内容が違ってくるのではないかと思う。読み取り方には次のような種類のものがあるのではないかと思う。

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by ksyuumei | 2007-08-01 10:54 | 論理