2007年 06月 19日 ( 1 )

波が伝わるメカニズム

波の本質というのは、振動という運動が、近くの物質に次々と伝わっていく現象として見ることが出来る。波が移動して行くように見える現象は、何らかの物質が移動していくのではなくて、見た目の形が移動していくように見える。移動していくのは形であり物質ではない。波というのは物質の属性ではなく、物質の運動形態を指すものだと理解したほうがいいだろう。

波は、物質の振動運動によって現れるので、それを記述するには「運動の記述」というものが必要になる。この「運動の記述」は、形式論理の範囲内ではパラドックスを引き起こす。形式論理は、対象の静止面を切り取って、対象を写真で写したように、静止画像として扱う。静止画像の表現だから、そこからは「動いている」という運動の側面は記述できない。

運動している物質は、ある瞬間には空間の一部分を占めているが、次の瞬間には違う部分へ移動していなければならない。それを、瞬間だけを捉えている記述では、そこには運動は表せない。静止した写真的な画像があるだけだ。瞬間と瞬間とのつながりを記述できなければ、静止の記述である形式論理は運動を記述することが出来ない。

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by ksyuumei | 2007-06-19 10:00 | 論理