2007年 04月 03日 ( 1 )

左翼の勘違い

在日朝鮮人の「強制連行」という問題は事実の問題であり、事実を間違えているという意味で嘘という言い方がふさわしいだろう。それは意図的なものでもあるようだし。これに対して、事実の間違いから生まれた嘘ではなく、理論の間違いから生まれたものは嘘というよりは勘違いと呼んだほうがいいかもしれない。三浦つとむさんは「官許マルクス主義」と呼んで、その理論の間違いを指摘していたが、僕自身も左翼の勘違いによる間違いを感じた経験がある。

僕が経験したのは、組合を通じて学習した労働講座だった。そこはマルクス主義の理論を学習する講座だったが、何回かのレポート提出があり、そこで資本主義と共産主義の比較というテーマのものがあった。僕は三浦さんを通じてマルクス主義の理論的優位というものは感じていたものの、資本主義に優れている面がないわけではないと感じていた。

板倉さんがどこかで言っていたのだが、資本の発明というのは画期的な人類の発明であって、これによって個人ではなしえない大きな仕事が可能になったという評価をしていた。国家権力を使えばもちろん個人で出来ないような仕事をすることが出来るが、それは一握りの権力者の意図を反映するだけだ。大衆的人気を持ったものが実現するという面で、資本の発明は大衆社会のきっかけであり、大衆が豊かになるための道を切り開いたものとして評価できる。結果的に、マルクスが批判したような面を見せたとしても、資本の発明は労働者を苦しめただけではなく、労働者に豊かさをもたらした面も評価しなければならないと思っていた。

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by ksyuumei | 2007-04-03 09:54 | 左翼の嘘