2007年 03月 20日 ( 1 )

論理の理解は難しい

南京で虐殺された人々が30万人もいたということに「蓋然性」がないというのは、簡単な論理の問題だと思ったのだが、なかなか論理というのは理解が難しいものだなと思う。

僕は、宮台真司氏が「南京大虐殺はなかった」というような言説を語ったときに、かなりの違和感を感じた。それは、この言説が、南京事件という事実そのものを否定したように感じたからだ。いくらなんでもそんなことはないだろうというのが僕の感覚だった。

つまりそのときは、宮台真司氏が明らかな間違いを語っているのではないかという違和感だったのだ。宮台氏ほどの優れた人間が、党派性丸出しの右翼イデオローグと同じようなことを語るだろうか、という疑問とこの違和感は一体のものだった。

しかし、これが「蓋然性」の問題だと理解出来れば論理的な整合性を見つけることが出来る。そして、その「蓋然性」は30万人説と呼ばれる中国の主張に対する「蓋然性」の問題なのだ。南京大虐殺という事実がまったくなかったという主張が、党派性丸出しの右翼イデオローグならば、30万人説というのは中国共産党の党派性丸出しのイデオローグなのだと僕は理解した。

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by ksyuumei | 2007-03-20 09:13 | 論理