2007年 01月 06日 ( 1 )

丸山真男の見事な弁証法論理の展開

僕は丸山真男という人の文章を詳しく読んだことがなかった。何となく時代の違いを感じていたことと、古典と呼ぶほどの存在にも感じなかったので、より問題意識が重なる現代的な宮台真司氏などの文章に親しんでいた。丸山真男に関しては、宮台氏が高く評価している人物なので、あまりよくは知らないが、宮台氏に対する信頼感から、一流の学者であることは確かだろうというイメージだけは抱いていた。

しかし、丸山真男を低く評価する人もけっこういるらしいことに気が付いた。たとえば「日本には「ファシズム」はなかった」などというページを見ると、


「ただ明治以来何とも正体の知れない「右翼」という「暗黒な勢力」があった。それは一度も政権を奪取することなく、しかも軍部を動かし軍部と結んで「満州事変」と「日支事変」をおこし、ついに大東亜戦争を開始した。「この点ファシズムに似ているようで似ていないが、似ていないようで似ている」という、わかったみたいでわからない論証が丸山学説である。」


と言うような記述が見られる。また、丸山の亜インテリ論については、大衆蔑視のエリート主義だという批判もあるようだ。「ファシズム論」に関しては、どうも上のような批判は、「ファシズム」の概念が違っているところから出てくるような感じがする。これはもう少し「ファシズム」に関して調べてからよく考えてみたいと思う。

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by ksyuumei | 2007-01-06 12:45 | 雑文