2006年 12月 24日 ( 1 )

バックラッシュの奥に潜むものと丸山真男

宮台真司氏の「アンチ・リベラル的バックラッシュ現象の背景」について書いたエントリーに浩瀚堂さんという方から「宮台真司氏の所説の疑問」というトラックバックをもらった。浩瀚堂さんの論旨をまとめると、次のようなものではないかと僕は受け取った。

1 宮台氏は丸山眞男の「亜インテリ論」を間違えている
 (丸山が語った「亜インテリ」は「宮台氏が言う様な頭の悪いインテリや低学歴を指すのではなく」「義務教育以上の高等教育を享受していたし、経済的にも当時の中間層に属していた人々」を指す)

2 宮台氏は『丸山眞男の時代』(竹内洋・著、中公新書)の読み方を間違えている。
 (丸山の「亜インテリ論」に対して「竹内先生はこれに対してやや批判的な記述をしている」。それを自説に都合良く解釈している。つまり、丸山の「亜インテリ論」が正しいかのように竹内氏が書いているように引用している。)

ここでは宮台氏が間違っていると言うことを二つ指摘しているのだが、正直言って、この二つは僕は考えもしなかった。その理由は二つある。一つは、宮台氏に対する信頼感が大きいと言うことだ。宮台氏ほど論理的に明晰な思考をする人間が、他人が言っていることを間違って受け取ると言うことはほとんど考えもしなかったからだ。もし他人が間違えていたら、それを間違いとして正しく受け取るだろう。間違ったまま受け取ったり、正しいものを間違って受け取るとは考えられなかった。

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by ksyuumei | 2006-12-24 12:54 | 宮台真司