2006年 12月 21日 ( 1 )

「論争」の勝ち方

「論争」もどきではなく、一応マトモな「論争」の勝ち方のテクニックとして仲正さんは『ネット時代の反論述』の中でいくつか語っている。これはマトモな「論争」であるから、そこで使われる論理もマトモなものでなければならない。ということは、ある程度論理というものが分かっている人間にとっては、そこで使われている論理に一応は間違いが無いという確認があっての「論争」になる。

かなり複雑な論理になると、その論理展開で間違えるという可能性がないわけではないが、そういうものはふつうは「論争」にはならないのではないかと思う。それだけ複雑な論理展開を巡る「論争」は、よほどの専門家同士でなければ関心を持たない。だから、「論争」のように見えるやりとりが起こるのは、たいていが前提の違いや結論の違いから、意見の相違として「論争」の発端になるのではないかと思う。

このような「論争」においては、マトモな論理を使っている側は、自分の前提の基に論理を展開すれば、自分が提出している結論が出てくることを説得しようとする。そして、これは客観的な論理というものが理解できれば、誰もが同意するはずだと思っている。前提に同意できなくても、その前提を仮定した論理の流れは客観的に正しいことを示すことが出来ると思っている。

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by ksyuumei | 2006-12-21 09:43 | 論理