2006年 12月 01日 ( 1 )

誤読をしたくなる心理と仮言命題の理解

witigさんに「排便シグナルが読めて対処方法があればおむつは要らないか」というトラックバックを「必要条件と十分条件」というライブドアのエントリーにもらったのだが、これを読んでも、やはり内田さんの文章の文脈を誤読しているのではないかという印象は変わらない。

内田さんが語る「必要性」は、あくまでも「二歳までおむつをとる必要はありません」という言い方に関連して語られているものだと僕は文脈上の理解をしている。つまり、完全な形でおむつが必要でなくなるまではおむつをつけていてもいい、ということを「おむつが必要だ」という意味に理解し、完全になるまでの過渡期においてもおむつが必要でなくなることもあるよという主張として「おむつが必要ない」という内田さんの言い方を理解している。

問題は、子どもが自立と依存の中間点にいるときに、依存しつつ自立するという状態を作るために、排泄のシグナルを読みとろうという発想をしているのだと思う。自立か依存かという二者択一の発想ではなく、失敗をしつつも上手にシグナルを読みとる道が見つからないかを求めることに価値を見出すというのが、三砂さんの研究であり、それに賛同する内田さんの主張だと僕は受け取っている。

More
[PR]
by ksyuumei | 2006-12-01 10:04 | 誤謬論