2006年 11月 22日 ( 1 )

沖縄県知事選、保守勢力勝利の意味

沖縄県知事選で「自公」が推す仲井真氏が初当選した。この選挙については、今週配信されたマル激の中で、宮台氏が「糸数氏が当選しそうですし」と語っていただけに、残念な気持ちが強い。それと同時に、教育基本法が国会を通過しそうなことなどを考え合わせて、現在の強い保守の世論の状況が今後も続いていくのだろうかと言うことを考えてみたいと思った。

宮台氏によれば、現在の保守世論というのは、愛国的というよりも国粋的な面が強いという。これは、冷静な国益計算の基に、何が国家にとって有益であるかを判断して行動するよりも、インパクトの強い事件などに触発されて、何か象徴的な国のシンボルを守るために感情的に吹き上がるという面が強いという意味のように僕は受け取った。宮台氏によれば、シンボルとしての崇高なる何ものかに自分を重ねることによって、愛国的気分の中に浸るのが「国粋的」と言うことの意味だった。

これは、同時多発テロと呼ばれた911の事件後のアメリカにも現れた現象であるという。しかしアメリカでは、直後のテロとの戦いに象徴されるような国粋的状況が、イラク統治の失敗によって徐々に反対の方向の世論が強くなってきたという。戦争によってアメリカが勝利するのは当然のことだが、戦争後の統治に失敗したのは、そもそも戦争という政策そのものにも間違いがあったのではないかということが言われるようになった。

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by ksyuumei | 2006-11-22 10:06 | 政治