2006年 11月 18日 ( 1 )

左翼(学校)の全体主義

いじめ問題を扱ったマル激の議論の中で、ゲストの内藤朝雄さんが言った「右翼も左翼も全体主義が好きだ」という言葉が印象に残った。この場合の「右翼」と「左翼」は定義が曖昧な言葉だが、多くの人からそう見られている集団という程度に受け止めればいいのではないかと思う。

右翼の全体主義というのは分かりやすい。軍国主義の歴史というものがあるからだ。かつての日本では、軍国主義的思想からはずれるような人間を「非国民」と呼んで迫害した。全体からの思想の押しつけの圧力の強さは、少し歴史を振り返ってみればすぐに分かる。また、この歴史は日本固有のものではなく、ファシズムの歴史を持っている国ではいずれも同じような全体主義が支配した時代があった。

右翼的な全体主義はナショナリズムから導かれてくるもののように見える。そしてある種の事実がそのナショナリズムから見て自明の前提とされるようになると、それが数学的な公理のようになり、それに異議を唱えることが出来なくなる。その命題が支配する全体主義的な世界がそこに誕生することになるだろう。

More
[PR]
by ksyuumei | 2006-11-18 12:33 | 雑文