2006年 10月 22日 ( 1 )

命題の真偽の判断における二つの要素(定義の問題と事実情報の確認)

命題の真偽を判断すると言うことは、その主張が正しいか正しくないかを判断すると言うことである。普通は、両方の判断が両立すると言うことはない。ある命題が正しいと判断されれば、それは同時に正しくないということは言えない。肯定と否定が同時に成り立つと言うことは論理法則では認められない。例えば

1 高市早苗氏は「夫婦別姓」である。
2 高市早苗氏は「夫婦別姓」でない。

という二つの命題は、互いに否定になっており、これが両方とも正しいと言うことは論理的にはあり得ない。しかし、1と2の「夫婦別姓」の意味が違っている場合は、この二つの命題は互いの否定にならない。そうであれば、この二つの命題は形式論理的な意味での矛盾ではないから両立する命題になり、両方ともに正しいと言うことが出来る。

実際に、次のような意味で「夫婦別姓」という言葉を理解すると、両方の命題はともに正しいものとなる。

1 世間で流通している名前として夫婦の姓が違っている。
2 民法改正案としての「選択的夫婦別姓」という意味で、戸籍上の姓(つまり氏)が夫婦別のものになっている。

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by ksyuumei | 2006-10-22 10:14 | 論理