2006年 10月 18日 ( 1 )

学校という社会システムの秩序

宮台真司氏の「連載第五回 社会システムとは何か」によれば「社会システム」というものは「行為」というものを要素とする。システムの要素であるとは、それが互いの同一性の前提となっているようなループを構成していると言うことだ。

つまり、ある行為を前提としている行為があって、そのような行為の連鎖が一つのループをなしていると言うことが要素の間の関係としてみられる。これがループをなしていると言うことから、このような行為の連鎖の繰り返しが起こることが論理的に帰結される。従って、繰り返される行為によってある安定した状態が起こる。そのような定常の状態こそが「秩序」と呼ばれるものになる。

この「秩序」は、それがあるからといって道徳的な価値が高いというものではない。どのような状態であろうとも、定常的な安定性があれば「秩序」と呼ぶわけである。価値観を伴わない事実的な判断として「秩序」というものを定義している。判断のポイントになるのは確率的な見方だ。あらゆる可能性の間に、その起こりやすさを同等なものと仮定して、生起確率の低い場合が定常的に実現されていれば「秩序」があると判断する。

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by ksyuumei | 2006-10-18 09:30 | 論理