2006年 09月 26日 ( 1 )

「イズム(主義)」の論理--イデオロギーに支配された思考

何とか主義による思考の展開は、マルクス主義の崩壊とともにかなり薄れてきたように感じるのだが、それが論理的な誤りがあったという認識はなかなか難しいのではないかと思う。本人は意識していなくても、「愛国主義」「道徳主義」のようなものが基礎にあってものを考えているのではないかと思えるようなものはたくさんある。

これらの主義が、その論理的帰結の正しさを保証するものではなく、自らの行動の指針として、実践的な基礎にあるのだという自覚が必要なのではないかと思う。「愛国主義」を抱いている人間が、自らの行動を愛国的なものとして、愛国の本義に反しないようにしようと意識するのは正しい。しかし、それが普遍的な正しさを持っていると思うのは勘違いだろうと思う。

これは、一見普遍的な価値を持っていると思われる「平和主義」などにも言えることだ。自らの行動を、平和を目的とするものとして、平和と齟齬を起こさないように律する、倫理的な基準として立てるのは正しいだろう。世界平和を願っている人間が、近隣の人間とトラブルばかり起こしていれば、それは主義に反するのではないかと思う。

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by ksyuumei | 2006-09-26 10:24 | 論理