2006年 09月 24日 ( 3 )

国会議員と大臣の違い

竹中大臣が、小泉政権の終わりとともに、参議院議員も辞職をしたいということを表明したのは15日のことだった。「<竹中総務相>議員辞職表明…「安倍政権」居場所なく」という報道によれば


「「小泉路線」の象徴的存在だった竹中平蔵総務相が15日、政権交代ともに参院議員を辞職する考えを表明した。後継が確実視される安倍晋三官房長官が格差是正など小泉改革の修正を志向する中、新政権下で活用される居場所はないとみられ、自ら見切りをつけたのが実情だった。小泉改革と同様に実績の評価は激しく分かれる。民間閣僚として起用され、選挙で72万票を集めバッジをつけた同氏の転身を疑問視する見方も与党内に出ている。
 「政治の世界での役割はあくまで小泉首相を支えることだった。小泉内閣の終焉(えん)をもって、政治の世界における私の役割は終わる」
 竹中氏は15日、閣議後の記者会見で辞職の理由をこう語った。首相官邸に小泉純一郎首相を訪ね、当初はその日のうちに議員を辞職する考えを伝えた。首相は「ご苦労さん」と了承したが、時期については「(26日の)首相指名選挙が終わってからの方がいい」と助言、竹中氏も受け入れた。」


とされている。これに対して、河野太郎さんがかなり強い口調で「ふざけるんじゃねえ」という批判を提出した。僕も、大臣の仕事が終わるからそのついでに国会議員も辞めるというように見えることに違和感を感じていたので、河野さんの批判に共感し、直感的にそれに賛成する気持ちが生まれてきた。

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by ksyuumei | 2006-09-24 21:44 | 政治

国旗・国歌に対する「強要の論理」と「拒否の論理」

東京都教育委員会が都立高校の教員に対して、卒業式・入学式等での「国旗への起立や国歌斉唱」を強制していたことが、思想・信条の自由を保障した憲法に反するという違憲判決が出た。これは画期的な判決だが、よく考えてみればごく当たり前のことを述べているようにも見える。

この判決が画期的に見えるのは、世間の受け取り方という解釈に、論理的なずれがあるからではないかと感じる。判決は何を違憲と判断したのか。それを論理的に理解して、「強要が間違い」であり「拒否が正しい(自由・権利の正しい使用)」ことを理解したい。

まずは判決の内容の正確な理解を考えるために、「社説=国旗・国歌 「強要しない」原点踏まえ(信濃毎日新聞)」を見てみよう。そこには

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by ksyuumei | 2006-09-24 16:35 | 論理

林道義さんの善意 1

内田さんが『私家版・ユダヤ文化論』で反ユダヤ主義者たちに対して次のような感想を語っていた。


「しかし、私が反ユダヤ主義者の著作を繙読して知ったのは、この著者たちは必ずしも邪悪な人間や利己的な人間ばかりではないということであった。むしろ、信仰に篤く、博識で、公正で、不義を激しく憎み、机上の空論を嫌い、戦いの現場に赴き、その拳に思想の全重量をかけることをためらわない「オス度」の高い人間がしばしば最悪の反ユダヤ主義者になった。」


反ユダヤ主義者は善意にあふれる人間であり、その善意の正しさを全く疑わない強い人間だと言うことだ。その代表格がドリュモンであり、ドリュモンは多くの点で優れていて正しい人であったにもかかわらず、総体として間違った思考である反ユダヤ主義に陥った。

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by ksyuumei | 2006-09-24 10:40 | 雑文