2006年 09月 15日 ( 2 )

植草一秀さんの事件について

植草一秀さんが痴漢行為で逮捕されたというニュースがあった。僕は、このニュースにかなり大きな違和感を感じている。ある意味では、つじつまのあわなさを、この「物語」に感じているのだ。逮捕されたというのは「事実」ではあるが、痴漢行為をしたというのはまだ確認されてはいない。それはまだ「事実」の段階に至っていないのだが、マスコミ報道などを見ると、それがあたかも「事実」のように取り扱われているのにまず違和感を感じる。

その傾向が顕著に表れているのは、日刊スポーツの見出しに書かれている「懲りない植草教授、今度は痴漢で逮捕」というような言葉だろう。「懲りない」という表現には、前回の事件も、今回の事件も、明らかに植草さんが犯罪を行ったという前提の下にこの記事を書いていることがうかがえる。

しかし、僕は植草さんが前回の事件においても犯罪行為を行ったというふうに思えないところに、今回の事件のつじつまのあわなさを感じてしまう。前回の事件にも事実におけるつじつまのあわなさを感じていたので、今回また唐突に痴漢行為で逮捕されるという事件が起こると言うことに、なぜだろうという疑問がかなりわいてくる。

More
[PR]
by ksyuumei | 2006-09-15 12:15 | 雑文

反ユダヤ主義者の善意 その2

内田樹さんが『私家版・ユダヤ文化論』で紹介するもう一人の反ユダヤ主義者はモレス侯爵と呼ばれる人物だ。モレス侯爵は「世界最初のファシスト」とも言われているそうだ。モレス侯爵の人格的特徴は、「冒険的・暴力的な男性イコンへの偏愛」と内田さんは表現している。おそらくこの特徴がファシスト的なものへつながっていくのだろうと思うが、これは男にとってはかなり魅力的なものでもあるというのが重要なことだろう。

ファシスト的なものが、その存在を歴史的に振り返って反省してみれば非難されるべきものがたくさんあるにもかかわらず、それが時代を席巻した当時は、どうしてそれほどの熱狂を持って迎え入れられたのか、冷静な論理分析の視点ではなかなかわからないところがあるのではないか。論理的には間違っていると思われることが、感情的にはそれに大きく惹きつけられると言うことをどのように整合的に理解するかと言うことが必要だ。

More
[PR]
by ksyuumei | 2006-09-15 10:14 | 雑文