2006年 09月 13日 ( 1 )

ゲーム感覚とゲームの理論

若い頃に少しかじったことのある「ゲームの理論」というものを今勉強し直している。宮台真司氏が、この「ゲームの理論」を使って社会の様々な事実に対して言及していることもあって、基本的な考え方をもう一度学びたいと思ったからだ。

「ゲームの理論」というのは数学として学ぶのはけっこう難しい。これは数学の理論である以上、極めて抽象的で、その対象は他の数学と同じように抽象的に定義されたもので、ある意味では現実とのつながりを一応無視して定義や公理にしたがったものとしてまず概念をつかまなければならない。だが「ゲーム」というのは、現実に行われている利得の追求という行動と結びついているため、現実を離れて純粋に抽象的にそのイメージをつかむことが難しい。

数学のような抽象理論の理解が難しいのは、抽象的対象の概念をつかむには、それが具体的存在から抽象(=捨象)されてきた過程を把握して、どんな属性に注目しているのかと言うことを理解しなければならないのだが、いったんそれが理解出来たなら、今度は具体性を排除してその属性のみを対象にして考察しなければいけないところにある。概念の理解に必要だった具体性が、理論の展開においては排除されるところに難しさがある。

More
[PR]
by ksyuumei | 2006-09-13 09:44 | 論理