2006年 08月 24日 ( 1 )

感情のロジックと本当のロジック

今週のマル激を聞いていたら、宮台氏の言葉で「感情のロジック」というものが聞こえてきた。これは面白い表現だなと思った。感情を否定して、事実と事実のつながりの整合性を見るのがロジックのはずなのに、感情と直接結びついたロジックがあるという指摘なのだ。

ロジックによる判断は、その判断の理由というものが、論理的に説明出来る。小泉さんの靖国参拝が間違っているという判断は、サンフランシスコ講和条約とか靖国神社がもっている私的宗教としての属性とか、それらの事実を基にして間違っているという判断がなされる。ところが「感情のロジック」による判断は、これらの論理的整合性が全てなくなってしまう。

宮台氏によると、「感情のロジック」の判断基準は、「喜怒哀楽」と「快不快」というものだ。本当のロジックでは、その結論が論理的に正しいかどうかということが問題になるが、「感情のロジック」では、正しいかどうかは問題にならない。と言うよりも、そのような結論を出すことが出来ない。あえて言えば、「いいか悪いか」、それも気分的に「いいか悪いか」という判断をするものが「感情のロジック」だと思われる。

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by ksyuumei | 2006-08-24 14:53 | 論理