2006年 08月 19日 ( 1 )

宮台真司氏の論理展開 4

宮台氏は『バックラッシュ!』(双風社)冒頭のインタビューの中でいくつかの命題としての言明を語っている。その命題の論理的根拠をたどってみようと思う。まずは次の命題から考える。


「権威主義者には弱者が多い。」


この命題には何となく正しさを感じる。権威主義者というのは、何か世間で権威あるものと認められているものを持ち出してきて、それを根拠に正当性を主張する人々を指す。つまり、その定義からは、自らの力で正当性を主張出来ないと言うようなニュアンスを感じる人々だ。そのように自らの力の弱さを持つ人々を「弱者」と呼ぶのは、言葉の使い方としては正しさを感じるものだ。

この場合、一般論としての論理的な根拠としては、「権威主義者」という集合をまず考える。次に、この「権威主義者」の集合の要素を、「弱者」とそうでないものに分けていく。そうすると結果として「弱者」の方が多くなると言うものが得られれば、この命題の正しさが確認出来ると言うことになるだろう。

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by ksyuumei | 2006-08-19 12:17 | 宮台真司