2006年 08月 11日 ( 1 )

長野県民は田中康夫さんの何を否定したのか

否定の論理構造という視点から長野県知事選の結果を考えてみたいと思う。田中さんは7万8000票差で破れたという。これを大差だと見る見方もあるが、田中さんには53万票くらいが入ったというから、決して否定されたわけではないという見方もあるだろう。

しかし結果的には選挙に敗れた。その事実の中に入っている、田中さんに票を入れなかった人々の「田中さんへの否定」というものがどこにあるのかを考えてみたいと思う。それは、ある意味では僕には事前には浮かんでこないものであるように感じるからだ。

否定の論理構造においては、可能性としての「事態」の予想を持っている人間が、その「事態」に反する「事実」を見たときに、「事態」の否定として否定の判断が生まれるというふうに見える。「事実」そのものをただ眺めているだけでは否定の認識が生まれてこない。何かが「赤い」と感じた人間が、実際にそれがそうでないことを見たとき「赤くない」という判断をするように。

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by ksyuumei | 2006-08-11 09:34 | 政治