2006年 07月 31日 ( 1 )

ウィトゲンシュタインの「論理空間」

僕は、最初「論理空間」というものを見たとき、その言葉のイメージを数学的な空間のイメージと重ねていた。数学的な空間は、点の集合を意味する。それは座標軸を設定したときに、座標の数字の組で表される。3次元空間であれば、3つの数字の組(順序の違いを考慮に入れたもの)で、空間の位置を表す。

数学の場合の空間は、座標軸によって構造が入るものの、座標軸そのものは相対的に決定されるもので、多くの可能性を持つものから選択されるものに過ぎない。だから、空間としての本質は、あくまでも点の集合という、素材が集まったものというイメージがあった。

このようなイメージで「論理空間」を眺めたので、それは素材である対象・つまり物を寄せ集めたものを意味しているのではないかと受け取っていた。「世界」が事柄の集まりである「事実」の集合だったので、「論理空間」が「物」の集合に対応しているとしたら、対応の構造としてもそれは整合性があるのではないかと感じていた。

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by ksyuumei | 2006-07-31 10:33 | 哲学一般