2006年 07月 26日 ( 1 )

昭和天皇の発言メモについて論理的に考えてみる

元宮内庁長官、富田朝彦氏(故人)の手帳に残されていた昭和天皇の発言のメモが論議を呼んでいる。それは、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)について強い不快感を示していると解釈されていることが、靖国参拝問題を巡るいくつかの立場にとってどう受け止めればよいかが問題にされているようだ。

靖国参拝の是非を、昭和天皇の言葉を元に判断するのはあまり論理的ではない。昭和天皇が何を語ろうとも、その是非は論理的に求められなければならない。しかし、いわゆる右翼論壇にとっては、昭和天皇の言葉を無視することは出来ないだけに、靖国参拝に対して素朴に是とするわけにはいかない。昭和天皇の言葉と齟齬を起こさないような解釈が必要だ。

靖国参拝に反対する側も、昭和天皇の権威を利用してその反対を主張するのにはためらいがあるものと思われる。昭和天皇の意志にかかわらず、それは反対だと思うからだ。どの立場にとっても昭和天皇の言葉の解釈は難しいだろうと思う。

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by ksyuumei | 2006-07-26 23:49 | 論理