2006年 07月 12日 ( 1 )

ウィトゲンシュタイン的世界と論理空間--哲学の応用について

学生の頃はさっぱり分からなかったウィトゲンシュタインの哲学が少し分かりかけてきた。これは、はてなダイアリーの方のわどさんのコメントをヒントにして気づいたのだが、年をとるとそれなりに経験を積むことが出来るので、見えるものが増えてきたことによって理解出来ることも増えてきたのではないかと感じた。同じようなことを内田樹さんも語っていたが、年をとると、それだけで分かることも出てくるような気がする。年をとると言うことはいいことだ。

若い頃は、ウィトゲンシュタインが語る「世界」というものが、まったく抽象的なイメージしかなく具体的な自分の周りの「世界」との結びつきがなかったので、たぶんウィトゲンシュタインが語る「世界」と僕が考えていた「世界」とに接点がなく、ウィトゲンシュタインが何を言っているのかさっぱり分からなかったのだと思う。

今ではそれが少し分かるようになったのは、その見ている対象が重なっていると感じているからだ、これはもしかしたら大いなる誤読かも知れない。しかし、誤読が出来ると言うことは、そこに書かれていることを、たとえ間違った理解であろうとも理解は出来たと言うことなので、全然理解出来ていない状態よりはいいのだと思う。誤読も正しい理解への第一歩に出来ればそれなりに役に立つだろう。

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by ksyuumei | 2006-07-12 09:56 | 哲学一般