2006年 06月 21日 ( 1 )

論理の適用範囲を広げることの危うさと普遍的真理を求める哲学の魅力

仮説実験授業の提唱者である板倉聖宣さんは、「バカの一つ覚え」という言葉で科学に対する絶対的な信頼感を語るときがある。それは常に成立する絶対的真理であり、常に同じ主張が出来ると言うことから、「バカの一つ覚え」のように繰り返せるものだという主張だ。

これは科学というものが、「科」に限られた限定的な真理だからこそ言えることだと思う。その真理の範囲を逸脱しなければ、限定された条件の下では絶対的に正しいという命題が科学というものだと捉えている。

しかし一方では、板倉さんは、森羅万象を対象にする哲学の魅力も語っている。板倉さんが考える哲学は、森羅万象を対象にして、世界をあらゆる角度から見る発想法のようなものとして捉えているようだ。森羅万象を対象にすれば、それは限定的な知識ではなくなるので科学としては成立しない。つまりある条件の下での絶対的真理とはならない。

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by ksyuumei | 2006-06-21 10:16 | 哲学一般