2006年 06月 07日 ( 1 )

モラルやマナーの問題とルールの問題

僕は小学生の頃にプロレスのファンになったが、子どもだった頃は、単純にジャイアント馬場やアントニオ猪木が一番強いものだと思っていた。よく考えてみれば、テレビの中継に合わせて試合が終わったり、どんなにたくさん試合をしても決して負けないなどということが現実にはあり得ないことを思えば、それが本当に強いのだということに疑いを持ってもよかったのだが、子どもの頃はそれほど深く考えなかった。しかし、そのおかげでプロレスファンとしては、プロレスを心ゆくまで楽しめた子ども時代を送れたので良かったとも思う。

少し大人になって裏が読めるようになってくると、プロレスの本質のようなものも分かるようになったが、それでプロレスが嫌いになったかというとそうでもなかった。むしろ本物の格闘技である総合格闘技やプライドのようなものがひどくつまらないものにしか見えなかった。ケンカをしたら誰が一番強いかなどというのは、見ていてもあまり気持ちのいいものではないからだ。

プロレスの面白さは、見せるための身体の動きの美しさにあると僕は思っていた。本当に相手を倒そうと思っている格闘技では、見せるためのポーズを取れば相手にそのスキをつかれて負けてしまう。見せるということは二の次になることは、そのルールから明らかのように思えた。

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by ksyuumei | 2006-06-07 09:34 | 雑文