2006年 05月 10日 ( 1 )

亀井静香さんの死刑廃止論 1

亀井静香さんの講演をまとめた『死刑廃止論』(花伝社)という本を買った。「死刑廃止 info! アムネスティ・インターナショナル・日本死刑廃止ネットワークセンター」というページに載せられている、「死刑制度の廃止を求める著名人メッセージ」の中の亀井さんの死刑廃止論に深く共感する部分があったので、それをもっと詳しく知りたいと思ってこの本を買った。

この本を読んで思うのは、その主張がほとんど中山千夏さんと変わらないことだ。中山さんは、いわゆる革新派の議員で、亀井さんは保守本流の自民党議員だった。まったくイデオロギー的には違う二人が、死刑廃止論という点では見事に一致する。これは、死刑廃止論が、イデオロギーを超えた客観的な真理性を持っていると言うことではないかとも思う。少なくとも、抽象論のレベルでは、正しい論理展開をしていけば、同じ結論に到達するのではないかと思う。

亀井さんの講演は、まず「人の命や自然環境を大事にしない社会は、健全な社会ではない」という社会観を表明する部分から始まる。この前提があるからこそ死刑廃止論という結論へ論理的に展開していくのだ。亀井さんは、南米の革命家であるゲバラを尊敬しているという。その心情が、この信念と結びついているのだろうと思う。僕も、「モーター・サイクル・ダイアリーズ」という映画を見て、ゲバラの魅力を知った。

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by ksyuumei | 2006-05-10 09:21 | 社会