2006年 04月 28日 ( 1 )

論理の持つ非人情

内田樹さんが「2006年04月25日 非人情三人男」というエントリーを書いている。ここで語られている「非人情」とは夏目漱石の造語であるらしい。ヤフーの辞書によればその意味は、


「1 他人に対する思いやりに欠けること。冷淡で人情がないこと。また、そのさま。「―な(の)人」

 2 義理人情の世界から超越して、それにわずらわされないこと。また、そのさま。夏目漱石が「草枕」で説いた境地。」


となっていた。1の意味は、複合語としての「非人情」であり、まさに辞書的な意味での「人情」の否定の意味となっている。しかし、夏目漱石が語った「非人情」は、この言葉が一つの概念を表す「単語」となっていて、複合語としての意味を失っている。それ故に内田さんは「造語」と語っているのだろう。

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by ksyuumei | 2006-04-28 09:51 | 内田樹