2006年 04月 14日 ( 1 )

科学的真理はどのようにして証明されるか 2

「反証可能性」という言葉で、何か科学の成立について語った気分になっている人間がいるが、科学が成立するのは、「仮説実験の論理」を経てそれが証明されたときのみである。いくら「反証可能性」があろうとも、それだけで考察している事柄が「科学」になるのではない。仮説から得られた予想(任意の対象に対して成立する)を実験によって検証する手順を踏まない限り、それは科学としての真理を獲得出来ない。

科学は、仮説実験の論理を経ることによってのみ科学としての資格を獲得する。この「のみ」がもっとも大事なもので、仮説実験の過程を経ていないものは科学として認めないのである。「反証可能性」もくそもない。科学か、科学でないかはこの点だけに関わっている。

自然選択説における「適者生存」という法則が科学になるためには、その仮説から何らかの具体的予想を導き出し、それが任意の対象に対して成立するような実験を工夫しなければならない。しかし、「適者」という概念が、常に結果として生き残った者が「適者」だという概念を持っていれば、それは実験の前に任意の対象に対して予想することが出来なくなる。

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by ksyuumei | 2006-04-14 11:18 | 科学