2006年 04月 12日 ( 1 )

ベストセラー本の二流性

『週刊金曜日』という雑誌の連載から生まれたベストセラー本に『買ってはいけない』という本があった。これは、世間に流通している商品の中に、いかに危険な物質が混入しているかを指摘した本だった。この本を読むと、我々の周りには危険な物質があふれていて、「買ってはいけない」商品があふれているのを感じる。「買ってもいい」ものなど一つも見つからないのではないかと思えるくらいだった。

『週刊金曜日』は、リベラルの主張を代表する、ほとんど唯一の雑誌として生き残っているような感じさえあったので、この『買ってはいけない』も、リベラルの主張として、人々が普段見過ごしている部分を指摘したものとして、当時(96年12月から99年4月)としては一流性を感じたものだった。

先駆性というものは十分一流性の判断基準になるものである。今となっては人々の常識になっている事柄を、その時になって声高に主張するのは大したことではないが、人々がまだそのことに気づいていないときに、それを指摘することの出来るものは一流だといってもいいだろう。そういう意味で、『買ってはいけない』には一流性があるのではないかと当時は思っていた。

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by ksyuumei | 2006-04-12 09:20 | 雑文