2006年 03月 23日 ( 2 )

学者の一流性の考察

今週配信されているマル激のゲストは、青山学院大学教授で、分子生物学が専門の福岡伸一さんだった。僕は、福岡さんという人を、このマル激で初めて見たのだが、この人に一流の匂いを感じた。この匂いはどこから感じたものだろうかというのを反省してみたいと思う。まずは、マル激で福岡さんの発言を巡って語られた内容を箇条書きにしてメモしておこう。

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by ksyuumei | 2006-03-23 10:30 | 雑文

弁証法の有効性

三浦つとむさんは、弁証法(唯物弁証法)について多くの文章を残しているが、三浦さんの専門は論理学ではない。三浦さんが専門的に研究してきたのは言語の方で、特にその基礎になる認識との関係を構造的に明らかにする理論の構築に努力してきた。未だに言語学の分野では認識との立体的な構造を過程的に解明した理論はないのではないかと思う。三浦さんの先駆性を感じるところだが、この過程的構造の解明には、優れた弁証法の能力が必要だ。

三浦さんは、専門分野での研究に、弁証法という道具が大きな威力を発揮することを経験して、この道具の有効性についてたくさん書き残したのだと思う。弁証法は、あらゆる現実対象の分析に役に立つ。だから、弁証法が駆使出来る人間は、現実の問題でまだ解明されていない問題に、その解決の方向を示すようなヒントに気づくようになる。

この弁証法の神髄を受け継いだのが仮説実験授業の提唱者の板倉聖宣さんだ。板倉さんは、弁証法は、現実と無関係に言葉の上で展開しようとすると詭弁になると語っていた。これは、形式論理などの論理一般についても言えることで、その対象にふさわしい論理が使えなければ、対象を間違えた論理は詭弁になる。

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by ksyuumei | 2006-03-23 09:38 | 論理