2006年 03月 18日 ( 2 )

マル激の議論を論理的に理解してみる

2週間前にマル激で配信された『拒否出来ない日本』の著者・関岡英之氏を迎えての議論が気になって、もう10数回繰り返して聞いている。論理トレーニングの応用問題として、ここで展開されている議論の分析というものをしてみようかと思う。まずは、議論されている事柄を拾い出して、その構造を分析し、主題となる主張を中心に議論の構造というものを理解していこうかと思う。

議論のテーマを箇条書きにすると、次のようなものではないかと思われる。

1) 建築基準法問題
   どういう勢力が、どういう動機で動いて、何が行われたのか。
   日本の制度改革が、アメリカの仕組みをそのまま持ってきているようになっているのが、実は失敗ではないのか。
   利権を巡る勢力争いにおいて、アメリカの力を借りることが有利な背景がある。そのため、正当性を巡る争いではなく、たとえ不当であっても利権さえ手に入ればいいという方向へと改革が流れている。建築基準法で言えば、建築として正しいかどうかよりも、基準さえクリアしていれば何でもいいという方向になっている。

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by ksyuumei | 2006-03-18 15:24 | 論理

誤読の原因

内田さんの次の言葉


「自分は「他者からの贈与」に依拠して生きているが、自分が「他者への贈与」の主体になること(それが「労働」ということの本質である)を拒否する。」
「2005年05月19日 資本主義の黄昏」


を誤読する人がかなり多いらしい。ここに書かれていることを<「労働」とは「贈与」である>と解釈する人が多いようなのだ。この文章が

  「労働」=「贈与」

という等式を表しているとする解釈は、僕にはどう考えても出てこない。しかし、これをそう誤読する人がいると言うことは、どこかに原因があるはずだ。それはいったいどこにあるのか考えてみよう。

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by ksyuumei | 2006-03-18 09:24 | 論理