2006年 03月 01日 ( 1 )

論理トレーニング5 順接の論理;練習問題1の続き

問4
(1)分裂病で幻覚といえば、眼前に見える幻視は少なく、大部分を占めるのは幻聴であり、
  (a)[それゆえ/しかも]
(2)聞こえてくるのはメロディーや雑音の類ではなく、人間の声であり言葉である。
  (b)[従って/そして]
(3)こうした聴覚空間を舞台として進行する分裂病的世界は、優れて言語的描写に適しているように見える。
  (c)[それゆえ/例えば]
(4)自らも分裂病的心性を持っていたカフカの作品は「孤独の三部作」をはじめとしてその好例となるものが多い。
  (d)[つまり/それゆえ]、
(5)そこでは極めて硬質な文体ながら、不明瞭なもの、無限定なもの、不安定なものという分裂病的世界が漂い、くまなく浸透しているのである。


まずはそれぞれの主題を簡単にまとめてみよう。
(1)分裂病の幻覚は大部分が幻聴だ。
(2)その幻聴は人間の声だ。
(3)人間の声は言語描写に適している。
(4)カフカの文学作品にその例が見られる。
(5)カフカの言語描写には分裂病的な特徴が深く見られる。

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by ksyuumei | 2006-03-01 10:44 | 論理