2006年 02月 21日 ( 1 )

パターナリズムの正当性

今週配信された神保哲生・宮台真司両氏のマル激トーク・オン・デマンドの終了部分で、宮台氏が「パターナリズム」というものについて語っていた。宮台氏はこれを「父性的温情主義」という日本語で語っていたが、日本社会に基本的に貫かれている原理としてこれを指摘していた。「パターナリズム」という言葉を聞いたことが初めてだったこともあり、これは新鮮な感じがした。

「パターナリズム」で語られている内容そのものは良く経験するものだし、それを理解することは難しくない。宮台氏が語っていたように、それは「愛」の形の一つであり、相手の主体性をどう考えるかと言うことから行為される「愛」と言うことになる。

普通「愛」と言えば、相手の喜ぶこと・相手が欲することを実現するために努力する行為と結びつく。相手がいやがる行為をするのは、自分勝手な行為であり本物の「愛」ではないと言われる。しかし、「パターナリズム」は表面的には相手がいやがることをするのであるが、それを「愛」だと呼ぶことになる。たとえいまは相手がいやがろうとも、結果的には相手のためになることをするのだ、と言う強い信念に基づいて行動することになる。

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by ksyuumei | 2006-02-21 09:12 | 社会