2006年 02月 11日 ( 1 )

観念的自己分裂という現象について

シカゴ・ブルースさんが「観念的自己分裂とはいかなるものか(1)」という文章で、三浦つとむさんのこの概念について語っている。僕にとってもこの概念はなじみ深いもので、三浦さんの哲学や認識論・言語論を語るときには切っても切れない縁のあるものだ。

僕は、この概念を、三浦さんの説明ではじめて正確に知るようになったと思っているが、この概念を含んだ現象については三浦さんを知る以前から多くの体験を重ねてきたことを感じていた。だからこそ、三浦さんの説明を読んだときに、その説明の正しさをすぐに感じ取ることも出来たのだと思っている。

僕が感じていた現象は、芸術の鑑賞などの時に経験した感情移入というものだった。二十歳くらいの時の僕は文学に夢中で特にドストエフスキーやカフカが好きだったが、『罪と罰』のラスコーリニコフがあたかも自分であるかのように物語に没頭したものだった。

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by ksyuumei | 2006-02-11 15:01 | 哲学一般