2006年 02月 06日 ( 1 )

イコールの矛盾

土曜日に面白そうな本を手に入れた。哲学者の野矢茂樹さんという人が書いた『同一性・変化・時間』(哲学書房)という題名の本だ。この題名が示しているどれも、最近関心が強い対象ばかりだ。「アキレスと亀」のパラドックスを考えるヒントになるかもしれないと思った。

書店でぱらぱらとめくっていると、最初の方に、哲学者がどのような思考でこの対象を考えるのかということが書かれているのに気がついた。この思考法が、僕にはわかりやすいと共に、哲学者的思考にすべて共感することは出来ないなという感想も持った。

同一性の問題は、「=(イコール・等号)」の問題でもある。エントリーの表題にしているのは、仮説実験授業の提唱者の板倉聖宣さんの『新哲学入門』(仮説社)のある章の表題になっているものだ。僕には、板倉さんの同一性のとらえ方の方が共感出来る。野矢さんの本はまだ最初の方を読んだだけなのだが、その問題意識の違いというものから、形式論理と弁証法論理の違いのようなものまでが頭に浮かんできた。

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by ksyuumei | 2006-02-06 10:00 | 論理