2006年 01月 25日 ( 1 )

思想史の学び方

マル激トーク・オン・デマンドの中で、宮台真司氏が思想史の重要性を語っていたことがあった。思想史というのは、分かりやすく言えば哲学の歴史と言うことになるだろうか。宮台氏によれば、現実の物事を判断するときに、これを知っていて、その教養の基礎の上にものを考えるのと、自分の通俗的な観念で恣意的に考えるのとでは、その深さがまったく違うと言うことだった。

哲学というのは、基本的に人間が世界をどう捉えるかというのを考える。その発祥の地である古代ギリシアからの哲学の流れは、人間の世界のとらえ方の進歩の歴史である。そしてそれは、ある意味では個人の人生でも繰り返しその流れと同じものが起こってくる。

古代ギリシアは、素朴に見たままの世界のとらえ方を哲学として語っている。しかし、少し考えが深くなると、その素朴な見え方の裏に隠されたものを考えるようになる。物事の本質は、見かけという現象とは違うのではないかという考えが生まれる。そうすると、最初の素朴な見方が否定されて、ある側面を重視した、ある種の偏見から世界を見るようになる。これは、その側面こそが本質だと判断するのでそういう見方になる。

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by ksyuumei | 2006-01-25 09:35 | 哲学一般